« オールナイトトーク「ドライヴ100マイル」vol.2 中継その2 | トップページ | シネドライヴ2010 シネ・ヌーヴォXの様子です »

デイリー通信|第15日目

planetの藤本です。

今日最初にお越し下さったのは「蘇州の猫」の内田雅章監督です。上映後にトークが始まったのですが、そこへ「オレンジの正しい使い方」の岡田まり監督からオレンジケーキの差し入れが!(映画の中にもオレンジのお菓子が登場します)客席の皆様と一緒に甘いケーキを食べながらのスタートとなりました。

内田監督の「蘇州の猫」は西条八十の「蘇州夜曲」が非常に印象的に使われています。監督は初めてこの曲を聴いたとき、一目散にお店に買いに行き何回も繰り返し聴き続けるほどの衝撃を受けたそうです。

この作品にはふたつの時間の交差が描かれていますが、監督には今いる場所と遠い異国の地が同じ時間で繋がっているように、過去と現在も連綿と続く時間の中で地続きなのではないかという思いがあるとの事でした。客席からはシーンや、設定に対する細かい質問が多く聞かれました。

Photo_8

内田雅章監督

次に「BLANC VACATION」「吉野葛」の葛生賢監督にお越しいただいたのですが、こちらの不手際で上映中にトラブルを起こしてしまい大変ご迷惑をおかけしました。この場をお借りしてご来場頂いたお客様、そして葛生監督に心からお詫び申し上げます。本当に申し訳ありませんでした。

葛生監督はこれまでの経歴から本日上映の作品についてまで色々お話し下さいました。

大学卒業後ビデオ屋さんに就職し、一年でビデオデッキが壊れてしまうほどに映画を見たというエピソードが印象的で、そこから映画美学校に進学され、今に至るそうです。

天皇制への興味と、谷崎潤一郎を好きだということから「吉野葛」を制作されたとか。「春琴抄」を撮りたいと思っていたとのお話もありました。

Photo_10

葛生賢監督

そして本日より特集上映の始まった万田邦敏監督です! Photo_13

万田邦敏監督

大学時代、万田監督の少し上か下の世代は実験映画に傾倒する人が多かったが、監督の世代には劇映画が好まれ、作品にもそういった好みが反映されたそうです。パロディよりナンセンスな感覚が好きで、70年代には、“テーマ”や“意味”よりも、画を優先して撮ったとか。

当時の8mmはサイレントで撮り、後で音を入れるのですが、撮影の際も出来上がりのイメージはトーキーだったそうです。大学一年生の時、黒沢清監督の作品のアフレコ作業に参加したのがものすごく楽く印象的で、当時の制作に影響をあたえられたとのお話も。

「大回転」は前作から少し間をおいて制作され、この頃から遊びの要素が少なくなってきたのは、あえて作風を変えたのではなく、自然に起きた変化で、今まで避けていたことをやってみたら面白く、撮ろうと思ったものと、出来上がったものが全く違っても面白いと感じていたのが、映画はそれだけじやない・・・と思うようになったんだとか。

また、今学生と接する中で映画の楽しさを教える難しさを感じるそうです。楽しめと言って楽しめるわけでもないし、それは自分で見つけるしかないという話は、作り手の方だけでなく見る側にもいえることだと思いました。

さて、万田監督特集は8日まで毎日あります!楽しみですね!

明日は安川有果監督のカントーク(レオス・カラックスについて)に、桃まつりの竹本直美監督、篠原悦子監督、粟津慶子監督、朝倉加葉子監督、福井早野香監督がいらっしゃいます!

なんだか華やかな日になりそうですね。

それでは会場でお待ちしております!

<

|

« オールナイトトーク「ドライヴ100マイル」vol.2 中継その2 | トップページ | シネドライヴ2010 シネ・ヌーヴォXの様子です »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: デイリー通信|第15日目:

« オールナイトトーク「ドライヴ100マイル」vol.2 中継その2 | トップページ | シネドライヴ2010 シネ・ヌーヴォXの様子です »