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デイリー通信|第20日目

Planetスタッフ和田です。
今日はついにシネドライブ最終日前日。
本日の前半のラインナップは東京藝術大学制作の作品を中心に全て16mm上映の作品と見ごたえのある作品が揃っていました。そして最後の『秘孔』上映後に、『SEX END CITY』の中山洋孝監督とヤング・ポール監督の舞台挨拶が行われました。

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(左 ヤング・ポール監督)

トークは、本格的に劇映画を撮れるフィールドに行きたかったというポール監督の東京藝大に入学する経緯から始まり、独特のテイストを持つ本編の制作談へと移ってゆきました。
大学の課題作品として制作された本作は、他人の書いたシナリオで映画を撮るということを観点においた課題制作の中で、同期の製作コースで学ぶ堀口憲一さんが書かれた監督も動揺したほどのB級テイストに溢れてベタな本作品の脚本を講師側から宛がわれてスタートしたそうです。
ただ、宛がわれた意図的なB級テイストや少年漫画調(北斗の拳!)も、撮影当時は香港アクション映画からロシア映画まで多ジャンルを複合、横断する映画作品として完成させる意気込みで制作されたそうですが最終的には主演のなかみつせいじさんのプロとしての演技力が映画秘宝系の流れにも通じる作品に収まらせてくれたそうです。また大学の講師側からの評価も黒沢清監督からは主演のなかみずさんや現場スタッフの存在感を賞賛され、編集コースを担当されている筒井武文さんからはB級テイストの作品だから仕方がないが、人物の「驚き」を撮る際にクロースアップを多用しすぎたせいで、「驚き」という表象が単一なものとして記号化されているなど批評されたが、概ね好評得られたとお話されていました。
 また、本作以降、監督は二作品を完成させているそうで、自身の映画制作の目指す地点を「観客が見て困惑する、判断停止状態にさせるような作品」だとおっしゃられており、本作のようなジャンルを越境する作品をも難なく完成させてしまうポール監督の新作には期待せざるを得ません・・・

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