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2010年4月4日 - 2010年4月10日

シネ・ドライヴ賞 vol.2

シネ・ドライヴ2010の受賞についてHPにアップしました

http://www.planetplusone.com/cinetlive/2010/event.html

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デイリー通信|最終日

21日間を駆け抜けてCINEDRIVEもいよいよ最終日となりました。
連日たくさんのお客さまにきていただき、今日も大盛況のなか、
『ホールイン・ワンダーランド』の舞台挨拶がおこなわれました。

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清水艶監督(右)と、主演の子役花田優里音さん(左)

優里音ちゃんの将来の夢は、
「清水監督のような映画監督になることです」
だそうで、セットで撮影ごっこなどをして過ごすなど
たのしい現場だったことを話してくれました。

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デイリー通信|第20日目

Planetスタッフ和田です。
今日はついにシネドライブ最終日前日。
本日の前半のラインナップは東京藝術大学制作の作品を中心に全て16mm上映の作品と見ごたえのある作品が揃っていました。そして最後の『秘孔』上映後に、『SEX END CITY』の中山洋孝監督とヤング・ポール監督の舞台挨拶が行われました。

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(左 ヤング・ポール監督)

トークは、本格的に劇映画を撮れるフィールドに行きたかったというポール監督の東京藝大に入学する経緯から始まり、独特のテイストを持つ本編の制作談へと移ってゆきました。
大学の課題作品として制作された本作は、他人の書いたシナリオで映画を撮るということを観点においた課題制作の中で、同期の製作コースで学ぶ堀口憲一さんが書かれた監督も動揺したほどのB級テイストに溢れてベタな本作品の脚本を講師側から宛がわれてスタートしたそうです。
ただ、宛がわれた意図的なB級テイストや少年漫画調(北斗の拳!)も、撮影当時は香港アクション映画からロシア映画まで多ジャンルを複合、横断する映画作品として完成させる意気込みで制作されたそうですが最終的には主演のなかみつせいじさんのプロとしての演技力が映画秘宝系の流れにも通じる作品に収まらせてくれたそうです。また大学の講師側からの評価も黒沢清監督からは主演のなかみずさんや現場スタッフの存在感を賞賛され、編集コースを担当されている筒井武文さんからはB級テイストの作品だから仕方がないが、人物の「驚き」を撮る際にクロースアップを多用しすぎたせいで、「驚き」という表象が単一なものとして記号化されているなど批評されたが、概ね好評得られたとお話されていました。
 また、本作以降、監督は二作品を完成させているそうで、自身の映画制作の目指す地点を「観客が見て困惑する、判断停止状態にさせるような作品」だとおっしゃられており、本作のようなジャンルを越境する作品をも難なく完成させてしまうポール監督の新作には期待せざるを得ません・・・

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シネ・ドライヴ賞発表

本日 シネ・ドライヴ賞の発表を行ないました

各賞は以下のとおりです
また明日4/9(金)以下の時間と場所でリクエスト上映を行ないます

シネ・ドライヴ2010 大賞
『東京人間喜劇』 (深田晃司監督)
20:30~ PLANET+1

監督 賞
『美しい術』 (大江崇允監督)
20:00~ シネヌーヴォX

PLAX 賞
『何食わぬ顔』 (濱口竜介監督)
19:30~ PLANET+1

観客 賞
『プラスチック♡ストーリー』 (崔正成 監督)
18:00~ シネ・ヌーヴォX


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『東京人間喜劇』

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『美しい術』

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『何食わぬ顔』

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『プラスチック♡ストーリー』


是非ともご来場お待ちしております。

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デイリー通信|第19日目

CineDRIVE2010、いよいよ終盤に差し掛かって参りました。

本日は『yesterday once more』の松野泉監督にお越し頂き、上映前に舞台挨拶をして頂きました。

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(ピンボケ、ご了承ください。)

本日は松野監督の舞台挨拶のみでしたが、明日は下記の監督にお越し頂き、たっぷりとお話をして頂く予定です。

15時開始の上映終了後  ヤング・ポール監督(『秘孔』)

18時開始の上映終了後  濱口竜介監督(『永遠に君を愛す』)

20時開始の上映終了後  矢部真弓監督(『葉子の結婚』)

会場でしか聞けない裏話が盛りだくさんですので、この機会に、是非、足をお運び下さい。

たくさんの方のご来場、心よりお待ちしております。

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お天気通信 第18日目

中崎町は今日は晴れ

桜も咲き、ポカポカ春めいています

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でも湿気が多いから明日はきっと雨なんだぜ

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デイリー通信|第17日目

昨日に続く好天のおかげで、平日にもかかわらず、本日も大勢のお客様にお越しいただきました。

そして、連日恒例となった上映後のトーク企画、本日も盛況でした。

『美しい術』上映後には、大江崇允監督、撮影監督兼照明の三浦大輔さん、出演者の土田愛里さん、そして、森衣里さんをお招きし、今作の撮影までの過程、今作の意図を語っていただきました。

様々なお話をして頂いたなかで、最も印象に残ったことは、クランク・イン前に稽古期間がある、ということでした。

大江監督が大学時代に演劇を専攻していらしたこともあって、クランク・イン前に2~3週間、週に3回の頻度で稽古を行い、そこで監督と役者の意見交換が行われ、映画の世界観が出来上がっていくのだそうで、この期間にカメラ・アングルも決めてしまい、稽古の段階で作品の形を創り上げるのが、他の自主製作映画とは少し違う所ではないかと、土田さんが仰っていました。

その後、議題は今作品の意図へと移ります。

「この人たち(役者さん)を見ていると、何か生きるのが辛そうに感じる」と大江監督が語り始め、「なぜ、この人たちはこんなにも、しんどそうなんだろうか」と考えたとき、「何か希望を描きたい」と思い、今作品の構想を練り始めたそうです。

そして、監督の推察通り、役者さんたちも、「なぜ、こんなに生きることがつらいのだろう」と感じていたそうで、今作品に出演したうえで、土田さんは「救われた。この映画に出て浄化された」と仰っていました。

「良い映画を見て、観客が救われた」というのはよくある話ですが、「映画に出演して救われた」というのは殆ど聞いたことがなかったので、映画には見る者を救う力もあるが、見られる者をも救う力があるのか、と思い、映画が持つ不思議な魔力を見せられた思いでした。

『阿呆論』上映後には、木村卓司監督にお越しいただき、創作方法、今作の意図について、お話をしていただきました。

木村監督は、台本は書かず、絵コンテを描いて、その絵コンテに出来る限り近い風景を、ご自身の足で探されるのだそうです。

絵コンテは描くが、絶対にそのイメージでなければならないわけではなく、歩いていて面白いイメージが見つかれば、それもどんどん作品に取り込んでいくという臨機応変なスタイルで撮影されていて、それが作品の物語性というよりかは、映像の連鎖による感覚的な映画になる所以ではないかと、監督が仰っていました。

今作品がほぼ白黒で撮影されている理由は、木村監督の敬愛するジョン・フランケンハイマーの傑作に白黒作品が多いからということでした。

また、観客の方からの「今作は球体(顔、バランスボール、眼球等)がモチーフだと思うのですが、その意図は何でしょうか?」という問いに、「今回使用した音楽がウェーベルンのものだからです。ウェーベルンの音楽は、音譜が自転していると言われています。そこで、丸いもの、地球、自転、ウェーベルンと連想してゆき、音楽(ウェーベルン)と映像(球体)をひっつけたかったのです」と、木村監督独自の感性で語られていたのが、印象的でした。

明日、4月6日(火)の来場予定監督は

12時半開始の上映終了後  中川真輔監督(『小悪人』)

14時半開始の上映終了後  平田圭一監督(『彼女と本と銃』『カーニバル』)

16時半開始の上映終了後  大江崇允監督(『美しい術』)

となっております。

会場でしか聞けない話が盛りだくさんなので、是非、奮ってご参加下さい。

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デイリー通信|第16日目

Planetスタッフの和田です。
ついに最終週を迎えたシネドライブ。本日は快晴の日曜日ということもあり、非常に多くのお客さんが来て下さいました。

最初のプログラムはカントーク最終回、「カントーク vol.5 安川有果×レオス・カラックス」が行われました。聞き手を務めた『吉野葛』の葛生賢監督から「なぜレオス・カラックスを選択したのか?」という質問に対して「主演のドニー・ラヴァンが好きだから」との答えに、トークはレオス・カラックス論というよりも安川監督を中心とした本人自身の作家論のような様相を帯びながらその火蓋を切りました・・・

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               (上)安川有果監督

姉である詩人安川奈緒さんの影響で高校生の頃からカラックス作品に登場するドニ・ラヴァンの表情の表現力や佇まいに惹かれていったとその馴れ初めを話される安川監督に対して、葛生監督は安川監督の作品スタイルをフランス映画史において自作に自己を強く反映した主人公を登場させる作家達-フランソワ・トリュフォー監督におけるジャン・ピエール・レオーからレオス・カラックス監督におけるドニ・ラヴァン、そしてアルノー・デプレシャン監督におけるマチュー・アマルリックという系譜-と同様の「分身の系譜」に位置付けられる作家ではないかと述べ、その自己の反映方法を注視しながらトークを進められました。
 そのような流れで、監督は自身のスタイルを、主要な登場人物に監督と同世代の女性を多用し、物語内における人間関係を希薄にすることで即興的に女優の顔や仕草と風景の間で紡がれる変化をとらえてゆこうとしているとし、処女作『2007年2月2日』には無意識的に作品の女性主人公に自己が強く反映させていたことを踏まえ、次作『カノジョは大丈夫』では主人公の性別を男性性とすることで、無意識的だった自己を切り離し(相対化)つつ、その主人公を翻弄するある種、風来坊的な女性に自己を反映していくことで、観客に前作よりより強く反映された自己を魅せるようにしたと話されてゆきました。またそんな具体的な事例として葛生監督が指摘されたのが『幸恵』という作品のワンシーンで奥行きがあり画面奥に意味深なベッドが置かれている中で中年男性と女性が向かい合っても、アクション-リアクションといった通常の映画的な反応が何も起こらないことを指摘し、常に不思議なファンタジー性を持っているのが安川監督の特徴的なスタイルではないかと語られました。その後、ようやくトークは本題であるカラックス作品の話となり、安川監督が作品毎の好みについてふれてゆかれました。そこでベストとして挙げられた作品は『ボーイ・ミーツ・ガール』と『メルド』となり、『ボーイ・ミーツ・ガール』のような重要でないことが重なることでそれが必要とされるようになるような、単純に物語に奉仕するだけの映画ではなく、俳優や風景の瞬間を捉えた両作が好みだと話されました。またその一方で『ポーラX』のような作品は観念/象徴的過ぎて好みではないと語られていたことが印象的で、カラックスのフィルモグラフィーの好みでも固定的にスタイリッシュと呼ばれるものに対して嫌悪感を示している点が監督の作品制作の姿勢と通呈するものがあるのではないかとも思いました。(自分は直接その場に居合わせなかったので正確なことは言えませんが、前日の『ドライヴ100マイルvol.2』で安川さん自身の作品が何かに対するアンチテーゼを持たないと指摘されたらしいですが、本人としては何かしらの前述のようなアンチテーゼを共通点として持っているのではないではないかとも思います。)
 以上のように、カントーク最終回は監督自身の作家論のようなポイントを踏まえつつ、レオス・カラックスのフィルモグラフィーに対する好みの中でもそのような点がいかに反映されているかという話で幕を閉じました。

次の 『桃まつりセレクション』では、『SEX END THE CITY』の中山洋孝監督を司会に『マコの敵』の篠原悦子監督と『収穫』の粟津慶子監督のトークが行なわれました。

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     (左)篠原悦子監督(右)粟津慶子監督


 今回上映された二人の作品が多数の企画が行なわれてきたオムニバス映画『桃まつり』のなかでも「キス」を主題にしたこともあり、「キス」というオムニバスが企画された件から話が始まり、「キス」自体が「映画的」であるという流れで監督が各々の作品について語って下さいました。篠原監督は、作品制作のきっかけを知人のベリーダンスの舞台裏のドキュメントを撮影した際に同性同士における人間関係の危ういバランス目にしたことが本作の撮影動機となったとおっしゃり、自作における「キス」を男女間の好意から交わされるようなドラマティックなものではなく、女性同士の間で交わされ、二者の関係性を変えてしまうような唐突なものとして描いたと語られていました。粟津監督は、作品における「キス」が「自身の願望」と「観客へのサービス」の二種類に分けられると言い、前者をサスペンス的に、そして後者を逆に散漫なものとして息遣いや風など、触覚的側面を強調したと語られ、両監督共に「唐突さ」や「触覚性」という側面を強調することである種の「映画的」瞬間を切り取ろうとされていた点が非常に印象的でした。このような監督達が一つの主題をオムニバス作品という形で多面的に描くことで、その主題が「映画的」に浮かび上がってくるのが「桃まつり」シリーズが多くの人を惹きつける所以ではないかと、そんな考えを抱かされました。

その後、『桃まつりpresentsうそセレクション』では上映後、 『迷い家』の竹本直美監督、『カノジョは大丈夫』の安川有果監督、『離さないで』の福井早野香監督、そして『きみをよんでるよ』の朝倉加葉子監督の四人が来場され、満員御礼の劇場で舞台挨拶を行ないました。

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               (上)満員御礼の場内

話は、企画出発の経緯から始まり、個々人のオムニバス映画に参加することに対する制作意欲や、また各々がいかに「ウソ」という主題に向かい合ったか等が語られました。その後も観客から前日のオールナイトの内容を踏まえた質問が出されるなど、会場は熱気に満ち溢れていました。

最後に『ザ・バードメン』『あおときいろ』のプログラムでは上映後、篠原悦子監督が舞台に立たれ本作の撮影経緯や動機について語られました。『ザ・バードメン』の原案は監督が映画美学校在籍時にクラスを担当された瀬々敬久監督がエロティック、かつ恋愛の要素を含んだ脚本を書かないかと提案されたことがきっかけとなったと、その原点を振り返りつつ、一旦頓挫し、卒業後映画作品を撮りあぐねていた際、その企画がNSC(吉本総合芸能学院)の学生であった監督の友人から自校の学生を使って映画を製作して欲しいと依頼された事で本格的な撮影に取り掛かった語られました。そして話は『あおときいろ』へと移ります。本作はそのような経緯の後、『ザ・バードメン』や『マコの敵』のように人物間の感情の揺れを軸とした物語作りのアンチテーゼとして本年度冒頭に撮影され、とにかく動いているものを撮りたいという衝動に突き動かされて撮影されたと話されました。その後、トークは作品の主題的な側面に対して深く読み込んだ意見が飛び交うなどし、最後まで活発な雰囲気のまま、「桃むすめ」たちを中心とした本日のトークは終わりを迎えました。

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                (上)篠原悦子監督

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シネドライヴ2010 シネ・ヌーヴォXの様子です

シネ・ヌーヴォXにも連日、多くの監督が来場し、
賑やかに舞台挨拶を開催しています!

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3/20上映『バチアタリ暴力人間』に出演された富岡邦彦氏。
プラネット+1の支配人でもあり、プロデューサーでもある富岡さんが、今回の出演で学んだこと。
ほとんど地に近い役柄で、説教のシーン。テンションが下がらなくて困ったそうです。
これからは、涙のシーン演じる女優さんなどに対して、すぐにはい、次!とならずに少しだけでも、そっとして、見守るとのことでした。

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3/21上映『バースディ・トランジット』の道平史監督。
写りが悪くてすみません。

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3/22上映『Hob.XXI-2』 の宮川幸大監督。
穏やかな雰囲気の宮川監督、舞台挨拶のときは少し緊張されているご様子でした…。
タイトルの『Hob.XXI-2』は、クラシック曲の音楽番号だそうです。

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3/22上映『キョウト・クワイエット』の松浦莞二監督。
この作品を作ったきっかけや構想について、詳しくお話して下さいました。
京都での撮影はとても楽しかったようです!

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3/23上映『愛と、生きる』の石田未来監督。

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3/23上映『東京人間喜劇』の深田晃司監督。

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3/24上映『彼女と本と銃』『カーニバル』の平田圭一監督。
ゴダールの映画をモチーフに作られた2作品。
シネ・ドライヴ2010に出品している監督さんも何人か観に来て下さって、質問が飛び交っていました。

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3/24上映『会いたい人は、今どこにいますか』の牛越大輔監督。(左)
よなご映像フェスティバルより、実行委員の藤川さん。(右)
たくさんのお客様が来て下さいました!
上映後もロビーで熱くお話をされたり、みなさんの交流が深まったようです。

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3/26上映『スィーティーケーキ / Sweetie Cakes』 のジレッタ・ジレッタ監督。

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3/27上映『オンナたちよ!』の西谷龍二監督と、出演の山本将司さん。

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3/27上映『レイクサイドミリオンワールズ』の合津貴雄監督。

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3/29上映『憐れみムマシカ』の松田健太郎監督。

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3/30上映『プラスチック ♡ ストーリー』 の崔正成監督と編集の松田義輝さん。
(松田さんは「コクハク」の監督をされています)

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3/31上映『BLANC VACATION』『吉野葛』『韓流刑事』『時代閉塞の現状』
『火の娘たち』の葛生賢監督です。

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4/1上映『DEAD AND ROLL』 出演の武内亮介さん。

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4/1上映『バースデイ・トランジット』の道平 史監督。

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ちょっと、ひと休み。
8年前のヌーヴォスタッフが来館。

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4/3上映『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う』、『赤猫』の大工原正樹監督。(左)
『窓』の久保田裕子監督。(右)

Dscf2136
4/3上映『抵抗と存在~大久保守登の足跡~』の進士靖悦監督。

Dscf2144
4/4上映の『プラスチック ♡ ストーリー』 。
満員でした!!

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デイリー通信|第15日目

planetの藤本です。

今日最初にお越し下さったのは「蘇州の猫」の内田雅章監督です。上映後にトークが始まったのですが、そこへ「オレンジの正しい使い方」の岡田まり監督からオレンジケーキの差し入れが!(映画の中にもオレンジのお菓子が登場します)客席の皆様と一緒に甘いケーキを食べながらのスタートとなりました。

内田監督の「蘇州の猫」は西条八十の「蘇州夜曲」が非常に印象的に使われています。監督は初めてこの曲を聴いたとき、一目散にお店に買いに行き何回も繰り返し聴き続けるほどの衝撃を受けたそうです。

この作品にはふたつの時間の交差が描かれていますが、監督には今いる場所と遠い異国の地が同じ時間で繋がっているように、過去と現在も連綿と続く時間の中で地続きなのではないかという思いがあるとの事でした。客席からはシーンや、設定に対する細かい質問が多く聞かれました。

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内田雅章監督

次に「BLANC VACATION」「吉野葛」の葛生賢監督にお越しいただいたのですが、こちらの不手際で上映中にトラブルを起こしてしまい大変ご迷惑をおかけしました。この場をお借りしてご来場頂いたお客様、そして葛生監督に心からお詫び申し上げます。本当に申し訳ありませんでした。

葛生監督はこれまでの経歴から本日上映の作品についてまで色々お話し下さいました。

大学卒業後ビデオ屋さんに就職し、一年でビデオデッキが壊れてしまうほどに映画を見たというエピソードが印象的で、そこから映画美学校に進学され、今に至るそうです。

天皇制への興味と、谷崎潤一郎を好きだということから「吉野葛」を制作されたとか。「春琴抄」を撮りたいと思っていたとのお話もありました。

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葛生賢監督

そして本日より特集上映の始まった万田邦敏監督です! Photo_13

万田邦敏監督

大学時代、万田監督の少し上か下の世代は実験映画に傾倒する人が多かったが、監督の世代には劇映画が好まれ、作品にもそういった好みが反映されたそうです。パロディよりナンセンスな感覚が好きで、70年代には、“テーマ”や“意味”よりも、画を優先して撮ったとか。

当時の8mmはサイレントで撮り、後で音を入れるのですが、撮影の際も出来上がりのイメージはトーキーだったそうです。大学一年生の時、黒沢清監督の作品のアフレコ作業に参加したのがものすごく楽く印象的で、当時の制作に影響をあたえられたとのお話も。

「大回転」は前作から少し間をおいて制作され、この頃から遊びの要素が少なくなってきたのは、あえて作風を変えたのではなく、自然に起きた変化で、今まで避けていたことをやってみたら面白く、撮ろうと思ったものと、出来上がったものが全く違っても面白いと感じていたのが、映画はそれだけじやない・・・と思うようになったんだとか。

また、今学生と接する中で映画の楽しさを教える難しさを感じるそうです。楽しめと言って楽しめるわけでもないし、それは自分で見つけるしかないという話は、作り手の方だけでなく見る側にもいえることだと思いました。

さて、万田監督特集は8日まで毎日あります!楽しみですね!

明日は安川有果監督のカントーク(レオス・カラックスについて)に、桃まつりの竹本直美監督、篠原悦子監督、粟津慶子監督、朝倉加葉子監督、福井早野香監督がいらっしゃいます!

なんだか華やかな日になりそうですね。

それでは会場でお待ちしております!

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